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ハイブリッドタグボート「翼」 ハイブリッドタグボート「翼」

日本初の船舶用
ハイブリッド推進
システム搭載。

「翼」の開発・建造は、日本郵船グループと新潟原動機株式会社の共同プロジェクトとして、運航船舶および港湾設備の環境負荷低減の取り組みに貢献するものとして開始されました。 「翼」は新潟原動機㈱が開発製造した船舶用ハイブリッド推進システムを搭載し京浜ドック㈱で建造され、従来にはなかった全く新しいタグボートとして誕生しました。同システム搭載のタグボートは日本初です。

従来のタグボートはディーゼルエンジンで推進しますが、「翼」はディーゼルエンジンに加えモータジェネレータと高性能バッテリーを用いた推進システムを採用しています。本推進システムは、従来のディーゼルエンジンの動力の一部をモータジェネレータがアシストすることで、港内での燃料消費量を節約し、温室効果ガスの排出量を約20%削減します。 「翼」のモータジェネレータは、船内電源、バッテリーのいずれからも駆動でき、リチウムイオンバッテリーは、陸上電源、船内電源の両方から充電が可能です。

タグボートはその使用時間の約75%が負荷率20%以下の低負荷領域で稼働しています。「翼」はオメガ領域と呼ばれる半クラッチ状態を本推進システムのモータジェネレータでカバーすることができます。曳船作業時などの高負荷領域ではディーゼルエンジンとモータジェネレータを組み合わせて稼働しており、稼働時間の大部分でこれらの機能と能力を発揮し、環境保全に寄与しています。また、低負荷領域でモータジェネレータのみを使用した場合の運転音は、従来のタグボートに比べ大幅に低減されています。

ハイブリット推進システム資料(PDF)。

「翼」はそのハイブリッド性能を有効に発揮し、船長の操船の技術によって低負荷領域をうまく利用したことに加え、機関員によるインバーターのモーター制御を実践から習熟した成果もあり、以降の運航実績からはA重油消費量の削減効果を十分に確認することができました。年間では港内でのCO2排出量20%削減という就航当初目標を達成し、単月では30%を超えるCO2排出量削減実績も上げ、横浜港での環境負荷低減に大いに貢献しています。

当社は「翼」の開発によりマリンエンジニアリングオブザイヤー2013を受賞しました。
「翼」の開発と運航実績が、2年後の国内初LNGタグボート「魁」の開発につながっていきました。

 

就航パーティーの様子

就航パーティーの様子

進水式の様子

引渡しの様子